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精神科 看護師の離職率が気になる!定年まで働けるの?

精神科の看護師の離職率、気になりますか?医療職場の働きやすさを判断する上で離職率は一つのポイントだと思います。

どんなに給料や設備の整っている職場でも、離職率が高いとなぜなのか気になりますよね。特に看護師は離職率が高い職種といわれています。

看護師は女性が多い職場なので妊娠や出産、育児などで仕事を離れる方も多いです。しかしそれだけでなく、人間関係が上手くいかないこと、長い勤務時間や夜勤の負担、業務の忙しさなども離職率に影響を与えているでしょう。

診療科によって業務量は異なりますが、精神科の離職率は他科と比較してどうなのでしょうか?
今回は、精神科で働く看護師の離職率や定年についてお話ししたいと思います。

精神科 看護師の離職率は一般的にどうですか?

精神科 看護師の離職率を見る前に、まずは看護師全体の統計を見てみましょう。

日本看護協会が行った2012年の調査によると看護職の離職率は常勤10.9%、新卒7.5%で4年連続減少傾向にあるようです。

夜勤負担が重い病院ほど離職率が高くなる傾向があるそうです。具体的には、看護師1人あたりの月の夜勤時間が72時間を超えている職員が、50%を占めている病院は離職率も高くなるというデータがあります。

一方、離職率が減少傾向にあるのは、労働条件の改善や教育研修体制の整備に取り組む病院が徐々に増えていることが要因として考えられています。

そのためか、労働条件や体制の整備が整いにくい中小病院は、大規模病院よりも離職率が高い傾向があります。

私は現在総合病院にて常勤として働いていますが、精神科専門病院でも非常勤として兼務しています。

非常勤も含めてこれまで複数の職場を経験していますが、一般病棟における実際の離職理由は以下のようなものが多いと思います。

1番は人間関係が上手くいかないこと。これは女性看護師に多いです。2番目には業務量と給料が見合わないことです。

業務量については、やはりサービス残業が多いことや帰宅時間が遅いこと、委員会や勉強会の強制参加などが負担となっているようです。

このような業務体制によって、結婚や妊娠、育児との両立が難しいという理由で、退職していく女性看護師も多いです。

病院に産前休暇、育児休暇などがあっても、やはり主婦業や育児との両立には日々の業務負担がネックとなっているケースが多いと思います。

また定年が近くなると、給料を支えている夜勤勤務は体力的に厳しくなります。その為に、夜勤に頼らずに稼ぐことができる日勤帯の職場を探して転職していく看護師さんも多くいます。

精神科 看護師の離職率と業務負担との関係を知りたい!そして定年まで働く看護師は?

精神科での看護師の離職率と、業務内容とは関係があるのでしょうか?精神科 看護師の職場にも急性期から慢性期まで様々な現場があります。

精神科救急の現場は、入院患者さんも多く夜勤負担が重い現場でしょう。体力仕事も多い現場なので、比較的若い看護師さんも多いです。

実際の離職率はわかりませんが、精神科の中でも離職率は高い傾向があるのではないでしょうか。

一方、精神科一般病棟や療養病棟などの回復期、慢性期の現場は他科と比較して、離職率は低い傾向にあると思います。

その要因の1つに、業務負担が少ないことが挙げられます。

精神科病棟の業務は、他科と比べて医療行為が少なく、急変などのイレギュラーな仕事も少ないためゆっくりと働くことができます。

残業もほぼなく、定刻に帰宅することができます。夜勤も、見守りが主な仕事となるので休憩時間も規定通り取ることが可能です。

夜勤回数については他科と変わりませんが、夜勤の業務負担は内科や外科といった他科の病棟よりも精神科病棟の方がかなり少ないといえるでしょう。

また病棟によりますが、精神科の患者さんはADLが自立している方が多いため、トランスファーやオムツ交換などの体力を使う業務も少ないです。

時折、暴れたり暴力を振るう患者さんもいますが、そのような時は男性看護師が中心となって複数人で対応していますので、個人の負担になることはあまりありません。

このような理由で、精神科病棟は結婚や出産後も、そして高年齢になっても長く勤める看護師さんが多い傾向です。

私が実際に勤めている精神科専門病院は、実際に多くの看護師さんが定年まで、人によっては定年後も勤めています。

精神科の看護師と離職率

精神科 看護師の離職率が他科よりも低い傾向にある要因として、精神科で働いている看護師の特徴も考えられると思います。

精神科の職場は、他科よりも男性看護師の比率がやや高いです。更に業務内容から、高年齢の看護師さんが定年まで働いていることも多いです。

ですから、若い女性看護師のような結婚、出産を期に辞めるケースが少ない、また収入の安定性を求めているため離職しないという傾向もあるでしょう。

一方では精神科専門看護師や精神科認定看護師を目指しているために、継続して働いているという看護師さんも多くいます。

精神科は急性期から慢性期まで一環した体制が整っている診療科です。資格を取ることで将来を見越して定年後も幅広い現場での活躍が期待できるでしょう。

最後に、精神科で働く看護師さんの退職理由について少しお話しします。精神科での退職理由には、働いている病院の給料が低いことや、もっと医療行為を学びたいという理由が良く聞かれます。やはり業務を負担に感じて辞める看護師さんは少ないようです。

新人看護師さんは、精神科患者さんへの対応から精神的に疲労してしまい退職するというケースもたまに見かけます。

精神科患者さんの暴言に傷ついたり、鬱症状の訴えを傾聴しすぎて自身も取り込まれてしまうということもあるようです。

やはり、経験年数の浅い看護師さんはとても真面目で一生懸命な方が多いです。自分のメンタルケアにも十分注意しながら働かれることをおすすめします。

精神科は基本的に、業務負担などから離職率は他科よりも低い傾向にあると思います。

転職後はできるだけ長く勤めたいと思っている看護師さん、定年まで働ける職場を探したい看護師さん、まずは精神科の職場を探してみませんか?良い条件の職場が見つかると思いますよ。


執筆者情報

株式会社ドリームウェイ精神科の求人 - 看護師を辞めたい人へ 編集部

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